みなさん、もう確定申告はお済でしょうか?
FXで20万円以上の利益が出た方、または損失を繰り越したい方は確定申告をしなければいけません。
また、FXの利益が20万以下でも医療費控除を行う場合はFXやふるさと納税を含めた確定申告を行う必要があります。ふるさと納税をワンストップ特例制度で行った方も確定申告を行う場合は申請しなおさないといけません。
自分の場合、FXの利益はなんとか20万円以下に抑えたのですが、昨年の医療費が10万円以上かかっていたので確定申告をすることにしました。
確定申告は混んでいて時間がかかるイメージですが、書類を自宅で作成して持っていけばすぐに終わります。並んで時間がかかるのは、相談や1から税務署で書類を作成する方々です。
私も令和元年(2019年)分の確定申告を2月上旬に済ませてきましたが、税務署に5分もいませんでした。作成して持参した書類を確認してもらい提出して即終了です。
難しいイメージの確定申告ですが、国税庁のホームページで簡単に作成できますので、印刷をし必要書類を税務署に持参するだけです。
というわけで確定申告(FX&医療費控除&ふるさと納税)のやり方を説明します!
まず、用意するもの
源泉徴収票(税務署に持参し、確認後に返却されます。提出なし)
FX会社の年間損益報告書(提出あり)
FXでかかった経費の領収書(持参も提出も必要なし)
医療費の領収書(持参も提出も必要なし)
ふるさと納税の寄付金受領証明書(提出あり)
もちろん医療費が10万円以下の方、ふるさと納税をしていない方は入力をしないだけなので書類はなくて結構です。
これらの書類が揃いましたら下記の国税庁のホームページにアクセスします。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm
(今回は仮に源泉徴収票の支払金額500万円、FXでの利益1万円、医療費20万円、ふるさと納税5万で入力しています)
1、「確定申告等の作成はこちら」をクリックします。
2、「作成開始」をクリックします。
3、「印刷して提出」をクリックします。
4、環境を確認して右下の「利用規約を確認して同意して次へ」をクリックします。
5、「所得税」をクリックします。
6、FXでの所得がある為、真ん中の「左記以外の所得のある方」をクリックします。
7、生年月日を入力し、入力終了「次へ」をクリックします。
8、サラリーマンの方は「給与所得」をクリックします。
9、サラリーマンの方は職場で年末調整を済ませていると思いますので「年末調整済みの源泉徴収票の入力」の「入力する」をクリックします。
10、自分の源泉徴収票を元に①支払金額から⑳支払者まで入力します。
11、FXでの利益を入力するため、分離課税の所得の「先物取引に係る雑所得等」の入力するをクリックします。
12、所得区分を「雑所得用」、種類を「為替証拠金」、決済の方法は「仕切」と入力します。複数の取引がある場合は決済年月日と数量は無記入で結構です。
「差金等決済に係る利益又は損失の額」は決済による損益、及びマイナススワップポイントを合算して記入します。(複数のFX会社を使用している場合、全てを合算してください)
「その他の収入」についてはプラスのスワップポイントの合算を記入します。
「委託手数料」はトレードに対して別途手数料がかかっていなければ無記入で結構です。
「必要経費等」ですが、入力欄が3件までしかないので4件以上ある方は「もう1件入力する」を選択しても良いのですが、印刷をかけた時に「パソコン」等の名目までは印刷されず、合算された金額しか印刷されないので、初めからある程度金額を合算して記入しても大丈夫です。
13、入力が終わりましたら右下の「入力終了次へ」をクリックします。
14、医療費控除を申請する方は「医療費控除」入力するをクリックします。
15、「医療費控除を適用する」クリックします。
16、「医療費の領収書から入力して、明細書を作成する」を選択し次へ進むをクリックします。
17、同じ方が同じ医療機関に掛かった場合は合算した金額を記入しても結構です。この作業が一番時間がかかりました。
18、全ての医療費の入力が完了したら確認をし次へ進むをクリックします。
19、ふるさと納税(寄付金控除)の必要がある方は「寄付金控除」入力するをクリックします。
20、寄付をした日にちや自治体、金額を入力します。
21、入力した内容を確認し次へ進むをクリックします。
22、確認をし、入力終了次へをクリックします。
23、税額控除・その他の項目の入力も右下の入力終了次へをクリックします。
24、還付される金額を確認し、右下の次へをクリックします。
25、入力終了次へをクリックします。
26、還付金の入金先口座や個人情報を入力します。
27、全ての入力が終わりましたら、この印刷した書類(控え以外すべて)と源泉徴収票、FX会社の年間損益報告書、ふるさと納税の寄付金受領証明書を持参し税務署に提出して終了です。捺印も忘れずに!
ここで1つ注意です!
例えば、医療費が年間で11万円かかれば医療費控除を行えますが、仮にFXの利益が19万円出ていたとすると、医療費控除のために確定申告を行うと、20万円以下ならしなくてもよいFXの収益も申請しなくてはいけなくなり、逆に確定申告をすることにより納税しなくてはいけなくなるケースもあります。当たり前ですが、この場合は医療費控除を行わない(確定申告をしない)方がお得になります。
必ず確定申告をすれば得をするというわけではないので気を付けてくださいね!