一気に円高に傾いてきました。特にトルコリラが20.2円から19円を一時的に割り込み、下落率が6%を超えてきました。チャートも「フラシュクラッシュ再び!」のような形になっていおり、流石新興国通貨といったところです。
金利の高いトルコリラですが、いくらスワップ金利が高いとはいえ、やはり下落幅が大きすぎます。
過去10年のチャートを見ても、トルコリラを買いポジションのみから入り、スワップ金利を貰い続けていたとしても、今日現在で利益が出ている人は、去年8月のトルコリラショックからの約2ヶ月間と今年1月3日のフラッシュクラッシュの下落時に買った人だけです。
逆を言えば過去10年間のうち、去年のトルコリラショックからの約2ヶ月間と今年の1月3日以外を除いた約9年10か月、何処で売りポジションを持っていても利益が出ているということです。
なのにトルコリラのポジションを持つ人の90%以上が買いからポジションを持ちます。
この矛盾、本当に凄いと思いませんか?
如何に人間はスワップ金利という目先の利益に弱いか・・・。スワップポイントに騙されていると言っても過言ではないと思います。